外壁塗装を考えるとき、「どんな塗料を選べばいいのか分からない…」と悩む方も多いのではないでしょうか。特に「ラジカル塗料」という名前を聞いたけれど、仕組みや特徴がよく分からず不安に感じている方もいるかもしれません。
この記事では、ラジカル塗料が紫外線に強い理由やその仕組みを、わかりやすくご紹介します。 ご自宅の外壁を長持ちさせるために、塗料選びの参考になれば幸いです。
1⃣ラジカル塗料とは?基本のしくみをやさしく解説
ラジカル塗料とは、外壁の色あせや劣化を引き起こす「ラジカル(=劣化因子)」を抑える塗料のことです。この「ラジカル」は、紫外線が塗膜に当たることで発生し、塗装面の顔料(色のもと)を壊してしまう性質があります。
ラジカルってなに?
ラジカルとは、簡単に言えば「物質を壊してしまう活性酸素のようなもの」です。
紫外線や雨風にさらされた塗装の中で、このラジカルがどんどん発生すると、塗膜がボロボロになっていきます。これが、外壁がチョーキング(白い粉が手につく現象)を起こしたり、ひび割れや色あせの原因になったりするのです。
ラジカル塗料の仕組み
ラジカル塗料には、以下のような工夫がされています:
| 機能 | 役割 |
|---|---|
| 高耐候性酸化チタン | 紫外線を受けてもラジカルを発生しにくい |
| ラジカル制御型の特殊成分(光安定剤) | 発生したラジカルを無害化して拡がらないようにする |
つまり、ラジカル塗料は「ラジカルを発生させにくくする」+「出てしまったラジカルを封じ込める」ダブルの防御で、外壁を守ってくれる塗料なのです。
一般的な塗料との違い
一般的なシリコン塗料では、ラジカルを防ぐ機能があまりありません。そのため、紫外線が強い地域や、長持ちさせたいお家には向かない場合もあります。
一方でラジカル塗料は、紫外線が当たっても外壁の劣化をぐっと抑えてくれるので、「10年近く塗り替えしなくてもきれいな外壁を保ちたい」という方にぴったりです。
2⃣ラジカル塗料が紫外線に強い理由
ラジカル塗料が注目されている最大の理由は、紫外線に対して非常に強い耐久性を持っていることです。では、なぜ紫外線に強いのでしょうか?その理由をやさしく解説します。
紫外線による外壁の劣化とは?
まず、紫外線が外壁にどのような影響を与えるのかを見てみましょう。
紫外線は、太陽から降り注ぐ目に見えない光の一種です。これが長期間当たると、以下のような劣化が起こります:
- 塗膜の表面が粉をふいたようになる(チョーキング現象)
- 色あせ・ツヤがなくなる
- 表面のひび割れや剥がれ
特に日差しの強い日が多い地域では、外壁が常に紫外線にさらされている状態です。そのため、紫外線対策がとても大切になります。
ラジカル塗料が紫外線に強い理由
ラジカル塗料が紫外線に強いのは、「ラジカルバリア」という特殊な仕組みがあるからです。
以下のような2つのポイントで、紫外線から外壁を守ってくれます:
ラジカルの発生を防ぐ成分が配合されている
塗料の主成分である酸化チタンを特殊コーティングし、ラジカルが出にくくなっています。
発生したラジカルを閉じ込める働き
万が一ラジカルが発生しても、「光安定剤(HALSなど)」がそれを中和し、他の成分に悪影響を与えないようにします。
このように、紫外線によるダメージの“入り口”と“出口”の両方をしっかりガードしているのが、ラジカル塗料のすごいところです。
紫外線が強い地域にもおすすめ
特に以下のような方には、ラジカル塗料が向いています:
- 南向きで日当たりが良い住宅
- 沖縄や九州など、日差しが強い地域にお住まいの方
- 「できるだけ長く塗り替えずに済ませたい」と考えている方
ラジカル塗料を選ぶことで、外壁の見た目が長くきれいに保たれ、塗り替えの頻度も減らせる可能性があります。
3⃣他の塗料とラジカル塗料の違いを比較
塗料にはさまざまな種類がありますが、「結局どれがいいの?」と迷ってしまいますよね。ここでは、一般的に使われている塗料とラジカル塗料の違いを、分かりやすく比較してみましょう。
主な塗料の種類と特徴
| 塗料の種類 | 耐用年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| シリコン塗料 | 約8〜10年 | 価格と性能のバランスが良く、現在もっとも主流 |
| ラジカル塗料 | 約12〜15年 | 紫外線による劣化を抑え、シリコン以上の耐候性 |
| フッ素塗料 | 約15〜20年 | 非常に高耐久で、長期間美観を保てる |
| 無機塗料 | 約15〜20年 | 最も耐久性が高く、劣化しにくいが高価格 |
※耐用年数は、使用環境や施工状況により変動します。
ラジカル塗料のメリットとデメリット
メリット
- 紫外線に強く、チョーキングを起こしにくい
- シリコンより少し高い程度で高性能
- コストパフォーマンスが良い
デメリット
-
- 商品によって性能差があるため、選定に注意が必要
- まだ新しい塗料のため、業者によっては取り扱っていない場合もある
ラジカル塗料は「ちょうどいい塗料」
ラジカル塗料は、性能と価格のバランスがとても良い“ちょうどいい”塗料です。
例えば、
- 「シリコン塗料より長持ちさせたい」
- 「でもフッ素ほど高いのはちょっと…」
という方にとって、ラジカル塗料はまさにぴったりの選択肢といえます。特に「次の塗り替えまでの期間を延ばしたいけど、費用も抑えたい」という方にはおすすめです。
4⃣ラジカル塗料はどんな家に向いている?
「うちの家にもラジカル塗料は合うのかな?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、ラジカル塗料が特におすすめの住宅の特徴や、選ぶときのポイントを紹介します。
ラジカル塗料が向いている家の特徴
以下のようなお住まいの方に、ラジカル塗料は特におすすめです:
築10年以上が経過しているお家
外壁の劣化が始まっているタイミングで、耐久性の高い塗料にすることで、今後の塗り替え頻度を減らせます。
南向き・日当たりが良い住宅
紫外線の影響を強く受けやすい面を、ラジカル塗料でしっかり守ることができます。
沿岸部や風雨の多い地域にある家
紫外線だけでなく、雨や風による劣化にも強いため、過酷な環境にも対応できます。
長持ちする塗料を選びたいけれど、費用も気になる方
フッ素塗料ほど高額ではなく、シリコン以上の耐久性が期待できるため、コストと性能のバランスが良好です。
向いていない場合はある?
ほとんどの住宅に使えるラジカル塗料ですが、以下のような場合は注意が必要です:
築年数が浅く、すでに高性能塗料が使われている場合
すぐに塗り替える必要がない可能性もあるため、まずは現状をしっかり調査してもらうことが大切です。
業者によって取り扱いが異なる
すべての塗装会社がラジカル塗料を扱っているわけではありません。「どんなラジカル塗料を使うのか?」まで具体的に確認することが安心につながります。
判断に迷ったら、業者に相談を
「自分の家に本当にラジカル塗料が合うのか分からない…」というときは、信頼できる塗装業者に相談してみるのが一番です。
- 現地調査をもとに提案してくれる
- 複数の塗料を比較してくれる
- メリット・デメリットを正直に教えてくれる
このような業者であれば、後悔のない塗料選びができるでしょう。
5⃣ラジカル塗料を選ぶときの注意点
ラジカル塗料はメリットが多く、魅力的な選択肢ですが、どんな塗料でも「選び方」がとても大切です。ここでは、後悔しないために知っておきたいポイントや注意点をご紹介します。
①「ラジカル塗料」と一口に言っても種類がある
実は、「ラジカル塗料」と呼ばれている製品には性能や成分に差があります。メーカーごとに独自の技術や配合が異なり、次のようなパターンがあります:
- ラジカル制御型シリコン塗料
- ラジカル制御型フッ素塗料
- 汎用ラジカル塗料(低価格タイプ)
高性能なものほど耐久性は高くなりますが、価格も少し上がります。「安いからラジカル塗料にした」という選び方では、思ったほど長持ちしないこともあるので要注意です。
②塗料メーカーと製品名を確認する
信頼できる塗装業者であれば、どこのメーカーのどんな塗料を使うかを、必ず説明してくれます。もし説明がない場合は、こちらから以下のように確認してみましょう。
質問例:
- 「そのラジカル塗料はどこのメーカーのものですか?」
- 「製品名と耐用年数、特徴を教えてもらえますか?」
具体的な製品名が分かれば、あとからインターネットで性能や評判も調べやすくなります。
③下地処理や施工の質も重要
どんなに良い塗料を使っても、下地処理が雑だったり、施工が不適切だと効果を十分に発揮できません。
塗料選びと同じくらい、「業者の腕前」も大事なポイントです。
選ぶ際は次の点にも注目しましょう:
- 施工実績や口コミがあるか
- 丁寧な説明があるか
- アフターサポートがあるか
塗料だけでなく「誰に頼むか」も大切
ラジカル塗料の良さを最大限引き出すには、信頼できる業者との連携が欠かせません。
「どの塗料を選ぶか」だけでなく、「どんな人に塗ってもらうか」も、同じくらい大事な判断材料にしましょう。
6⃣ラジカル塗料の費用相場とコスパをチェック
ラジカル塗料を検討するうえで、やはり気になるのが「いくらかかるのか」「本当にお得なのか」という点ですよね。ここでは、ラジカル塗料の価格帯や、他の塗料と比べたときのコストパフォーマンスについて、わかりやすく解説します。
一般的な費用相場はどのくらい?
ラジカル塗料を使った外壁塗装の費用は、30坪前後の一般的な戸建て住宅で約70〜100万円程度が目安とされています(足場代・下地処理込み)。
| 塗料の種類 | ㎡単価の目安(材料+施工費) | 耐用年数の目安 |
|---|---|---|
| シリコン塗料 | 約2,300〜3,000円 | 8〜10年 |
| ラジカル塗料 | 約2,500〜3,500円 | 12〜15年 |
| フッ素塗料 | 約3,500〜5,000円 | 15〜20年 |
| 無機塗料 | 約4,000〜6,000円 | 15〜20年 |
※地域や業者、建物の状態によって変動があります。
コスパの良さが魅力
上の表を見てわかる通り、ラジカル塗料は「シリコン塗料と同じくらいの価格帯」でありながら、より高い耐久性を持っているのが特徴です。
塗り替えの回数を減らせる分、長期的に見るとトータルコストを抑えることができるのが大きな魅力です。
たとえば、30年住む場合の塗り替え回数で比べてみると…
| 塗料 | 塗り替え回数(目安) | 合計費用(概算) |
|---|---|---|
| シリコン塗料(13年耐用) | 約2回 | 約180万円 |
| ラジカル塗料(15年耐用) | 約2回未満 | 約160万円 |
※実際の費用は条件により異なりますが、長持ちする分、手間や費用の節約になるのが分かります。
価格だけでなく「耐久性」も考えて選ぼう
「とにかく安い塗料を選びたい」という気持ちは分かりますが、短期間で何度も塗り替える方が結果的に高くつくこともあります。
ラジカル塗料は、価格と性能のバランスがとれた“賢い選択肢”として、多くの方に選ばれています。
まとめ
ラジカル塗料は、紫外線による劣化を抑える「ラジカル制御技術」により、高い耐久性とコストパフォーマンスを兼ね備えた塗料です。特に、長持ちさせたいけれど費用は抑えたいというご家庭にぴったりの選択肢といえます。
主なポイントを振り返ると:
-
- 紫外線に強く、チョーキングや色あせが起きにくい
- シリコン塗料と同程度の価格帯で、より長持ち
- 多くの住宅に適しており、特に日当たりの良い家や築年数の経った家におすすめ
- 塗料の種類や業者選びにも注意が必要
塗料選びは、外壁の美しさと家の寿命に大きく関わります。ラジカル塗料の特徴をよく理解し、信頼できる業者と一緒に、納得のいく塗装計画を立ててくださいね。
無料見積もりも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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